松本市議会 > 2007-03-13 >
03月13日-05号

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  1. 松本市議会 2007-03-13
    03月13日-05号


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    平成19年  2月 定例会---------------------------------------          平成19年松本市議会2月定例会会議録                 第5号---------------------------------------             平成19年3月13日(火曜日)---------------------------------------             議事日程(第5号)                      平成19年3月13日 午後1時開議 第1 委員長審査報告(議案第1号から第83号まで及び請願第2号、第3号) 第2 閉会中の継続審査に付することについて(請願第1号) 第3 議案第84号 固定資産評価員の選任について 第4 人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについて 第5 議第1号 松本市議会委員会条例の一部を改正する条例     第2号 松本市議会会議規則の一部を改正する規則 第6 議第3号 日豪経済連携協定(EPA)及び自由貿易協定(FTA)交渉に関する意見書     第4号 山小屋における軽油引取税の免税を求める意見書 第7 議第5号 松本市役所内郵便貯金ATMの存続を求める決議      -----------------------------出席議員(39名)      1番  忠地義光          2番  上松正文      3番  宮坂郁生          5番  望月宣治      6番  村瀬元良          7番  柿澤 潔      8番  芝山 稔          9番  澤田佐久子     10番  熊井靖夫         11番  吉江健太朗     12番  宮下正夫         13番  福島昭子     14番  青木豊子         15番  南山国彦     16番  白川延子         17番  草間錦也     18番  近藤晴彦         19番  芦田勝弘     20番  太田更三         21番  犬飼明美     22番  上條徳治         23番  牛山輝雄     24番  増田博志         25番  黒田輝彦     26番  小林繁男         27番  大久保真一     28番  赤羽正弘         29番  平林軍次     30番  倉橋芳和         31番  早川史郎     32番  塩原 浩         33番  高山芳美     34番  上條洋幹         35番  渡辺 聰     36番  池田国昭         37番  中田善雄     38番  田口悦久         39番  小原 仁     40番  百瀬常雄      -----------------------------説明のため出席した者  市長      菅谷 昭      助役      坪田明男  収入役     市川博美      総務部長    伊藤 隆  政策部長    高橋慈夫      市民環境部長  上兼誠市  健康福祉部長  和田孝一      農林部長    山内 肇  商工観光部長  遠山順次      建設部長    柳澤 正  上下水道部長  赤羽厚志      教育委員長   斉藤金司  教育長     伊藤 光      教育部長    赤穂 優  四賀支所長   縣 治男      安曇支所長   高山 潔  奈川支所長   水橋文雄      梓川支所長   宮坂典男  観光戦略本部長 赤廣三郎      行政管理課長  水上 明  秘書課長    高山 満      政策課長    中澤 孝  財政課長    浅川 猛      -----------------------------事務局職員出席者  事務局長    上條 温      事務局次長   渡辺 明  次長補佐兼   田中章隆      次長補佐兼   清野陽子  議事係長              庶務係長  調査係長    樋口 浩      主査      百瀬 智  主査      栗田正和      主査      小林伸一  主査      田原 茂      -----------------------------               本日の会議に付した事件 議事日程(第5号)記載事件のとおり      -----------------------------                              午後1時02分開議 ○議長(渡辺聰) 現在までの出席議員は39名でありますので、定足数を超えております。 よって、直ちに本日の会議を開きます。 最初に、報告事項を申し上げます。 市長より、人事案が2件提出されております。あらかじめ皆さんのお手元にご配付申し上げてあるとおりであります。 本日の議事は、日程第5号をもって進めます。      ----------------------------- △日程第1 委員長審査報告 ○議長(渡辺聰) 日程第1 議案第1号から第83号まで及び請願第2号、第3号の以上85件を一括議題として委員長の報告を求めます。 最初に、建設委員長 芦田勝弘議員。 ◆建設委員長(芦田勝弘) 〔登壇〕 建設委員会の報告を申し上げます。 委員会は、去る8日に開催し、付託案件14件並びに請願1件につきまして慎重に審査を行いましたので、その経過並びに結果についてご報告申し上げます。 初めに、一部改正の条例案5件について申し上げます。 議案第18号 松本市市道等の占用料徴収に関する条例の一部を改正する条例は、政令の改正に伴い、道路上に設ける自転車等駐車器具の占用料を追加するものであり、異議なく可決すべきものと決しました。なお、現在、松本市内には該当する施設はないとの報告がありました。 次に、議案第19号 松本市都市公園条例の一部を改正する条例は、和田西原住宅団地開発事業に伴い、団地内に3カ所の公園等が新設されるものであり、異議なく可決すべきものと決しました。 この中で、公園の管理に関する質疑に対し、理事者からは、町会組織ができるまでの当面の間は長野県住宅供給公社が管理するとの答弁がなされております。 続いて、議案第20号は、平田駅前広場への自転車駐車場の新設に伴う改正で、条例への同施設の追加と市の直営管理と指定管理者による管理の両方ができるようにするための改正であり、異議なく可決すべきものと決しました。理事者の説明では、新施設であるため、当面の間は市の直営で管理を行い、将来は指定管理者制度の導入を考えているとの見解でありました。 次に、議案第21号 松本市手数料条例の一部を改正する条例は、構造計算書偽造問題への対策として建築基準法が改正されたことに伴うもので、一定基準以上の建築物については、構造計算適合性判定が必要になったことから、これに伴う建築確認申請手数料を改正するものであり、異議なく可決すべきものと決しました。 なお、委員からは、耐震基準のあり方と構造計算書偽造問題等の再発防止に向けたチェック体制の強化を求める意見が出されております。 次に、議案第22号は、駅前広場条例の一部改正で、平田駅前広場の追加、平田駅、松本駅、北松本駅の自由通路を駅前広場の施設として新たに位置づけ、管理する等の内容であり、異議なく可決すべきものと決しました。 次に、議案第68号から議案第70号は、市道の認定・変更・廃止についての議案であり、いずれも開発行為や土地改良等に関連した公共性及び利用度の高い生活道路と認められることから、異議なく可決すべきものと決しました。 なお、委員から、傾斜地への市道の整備に際しての安全性対策や、学校近隣での開発行為による市道の整備に際しての児童等に対する交通安全対策についての質疑に対し、理事者からは、傾斜地においては、必要に応じ、のりどめ工などを設計の中で考えていく。また、学校近くの開発行為の場合は、事前協議の段階で学校、地元地区、学校教育課等の意見を聞く中で対応に当たっているとの答弁がありました。 次に、平成18年度補正予算及び平成19年度当初予算の予算案6件についてでありますが、いずれも異議なく可決すべきものと決しました。 以下、予算審査の過程での主な意見、要望等を申し上げます。 まず、一般会計では、第4次道路整備5箇年計画策定に当たっては、第3次のときのような交通・運輸関係者関係道路沿線の市民へのアンケートだけにとどまらず、道路整備に関しての疑問や反対意見をも反映させた計画策定を求める要望に対し、この計画は、既に議会で認められた路線にどう優先順位をつけるかという計画になるため、反対意見の反映は困難であるが、パブリックコメントなどの手法により、道路整備の進め方については、市民意見を反映させた計画としたい旨の見解が示されております。 また、都市計画基本方針の策定に当たっては、少子高齢化地球温暖化財政状況等を反映した計画を求める要望が出されております。 意見では、繰越明許費に関し、それぞれ繰り越す理由は理解できるが、年度内執行の姿勢で取り組むべきである。また、過疎対策事業の道路整備については、その機能を十分に果たせる程度の規格・仕様に見直すべきであるとの意見が出されております。 次に、公営企業会計について申し上げます。 まず、水道事業会計では、節水型社会の定着により、料金収入増はなかなか見込めない状況にあり、さらに合併2地区の水道施設整備、老朽施設の更新、企業債償還等の資金需要が見込まれる中、今後の経営方針についてただしたところ、これまではできるだけ企業債を借りずに自己資金で賄ってきた。今後も、施設については使えるものはできるだけ長く使い、企業債は低利のものへの借りかえを行うなど経費の節減を図っていきたいとの答弁がされております。 下水道事業会計では、毎年赤字を積み重ねていることについてただしたところ、必要な資金を使用料と一般会計負担金などで賄っており、資金収支で行っているため赤字が出やすい。また、企業債償還年数減価償却期間を比べた場合、償還年数の方が短いため、一時的に多額の資金が必要となることから赤字がふえているとし、しかし、償還が進むにつれ、事業費用が減少し、平成22年ごろには赤字は解消される見込みであり、財政状況は良好であるとの見解が示されました。 最後に、当委員会に付託されました請願1件について申し上げます。 請願第1号 市街化調整区域内での違法建築物の再発防止については、中山地区住民が困っている実情をかんがみれば、当委員会として採択して理事者に検討を求めるべきとの意見もありましたが、建築基準法に基づく対応を基本に考えた場合、新たな条例制定は困難とする意見、また、実情は受けとめながら、現地等を確認する中でその方策について議論を深めた方がよいとする意見などが出されました。 以上、検討した結果、一層慎重審議を期するため、閉会中の継続審査としたい旨、議長に申し出た次第であります。 以上をもって当委員会の報告といたします。何とぞご賛同賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(渡辺聰) 次に、経済環境委員長 近藤晴彦議員。 ◆経済環境委員長(近藤晴彦) 〔登壇〕 経済環境委員会の報告を申し上げます。 委員会は、付託された議案25件及び請願1件につきまして、慎重に審査を終了いたしましたので、その経過並びに結果についてご報告申し上げます。 まず、市民環境部関係では、猫の避妊・去勢手術費用に補助する制度を求める意見が出されましたが、理事者からは、猫の苦情、特にひとり暮らしの高齢者の多頭飼育が問題になっているが、苦情の絶えない野良猫対策については、状況等を調査する中で、どのような方法が考えられるか検討してまいりたい旨の答弁がありました。 なお、来年度、県においても動物愛護管理計画の策定の中で、猫の飼育のあり方についても検討するやに聞いているとの報告がありました。 ごみ減量対策に関連して、分別収集が乱れている声があるとの指摘に、理事者からは、容器包装プラスチックの分別が十分でない状況が報告されました。委員からは、在宅介護の時代を迎える中で、介護用品、注射針やチューブなどの分別が不十分であるとの指摘があり、その対処を求める意見が出されております。 また、ごみ減量・リサイクル促進のために、ごみ減量機器の購入に対する補助制度の一層の市民PRと活用を求める意見が出されております。 河川清掃に関して、小さなボランティア団体等を含め、市民協働で進めるのにふさわしい事業と考えるので、引き続き積極的な取り組みを求める意見が出されております。また、住民自治を育てていく中で、町会関係費の予算配分も含めた地域内分権の推進に向けての取り組みを求める意見が出されております。 次に、農林部関係では、本市が初めて取り組む、大学、生産者団体との産学官連携による農産物の特産品開発について、四賀地区にはマツタケ山発生環境整備もあり、大学等を活用したマツタケの研究を提案したところ、理事者からは、現在、とるマツタケ山からつくるマツタケ山へと状況が変わってきたことへの認識が示され、今後、大学等研究機関との連携を模索したいとの見解が示されております。 農地・水・環境保全向上対策費については、資源保全活動と環境に優しい営農活動に支援を行うものでありますが、本市では、現在、地域の12団体への支援が予定をされており、委員からは、生産者や地域住民などの多様な参画を期待する意見がありました。 担い手育成事業及び農村女性活動推進事業等については、その事業効果を十分に検証し、後継者の育成と組織活動の支援、農業振興につながるように、取り組みの充実を求める意見が出されております。 農林業まつりについて、消費拡大という観点から駐車場の対策をただしたところ、理事者からは、松本城で開催する100周年記念事業関連イベントにかかわることであるが、周辺駐車場市内駐車場の活用を検討したいとの答弁があり、委員からは、商工観光部とタイアップする中で、大手門駐車場への誘導と市街地への回遊を検討されたいとの要望がありました。 また、公設地方卸売市場について、一般会計からの繰入金が続き、現下の厳しい経営状況を勘案したとき、今後の市場のあり方について根本から考え直すことを求める意見があり、理事者からは、平成21年度には卸売手数料が自由化されるなど、今後ますます市場間競争の激化も予想されることから、市場経営を抜本的に見直す時期に来ていることは認識をしており、市場運営協議会にて将来を見据えて検討を始めている旨の答弁がありました。 そのほかに、花卉研修センター等の施設の有効活用、あずさ発芽玄米四賀有機センターの堆肥の販売拡大を求める意見、ファインフーズ梓川の中期計画に基づく着実な経営改善を求める要望が出されております。 次に、商工観光部関係では、美ケ原温泉センターについて、高齢者等の利用促進として、障害を持った方が利用する際に付添人への補助も考えるべきとの指摘に、理事者からは、現状お渡しをしている入浴券の範囲内で付添人も利用していただけるように調整したいとの見解が示されました。また、温泉センターは、観光よりも健康づくりの施設として位置づけが強くなっており、施設のあり方を検討されたいとの指摘に、理事者からは、補助事業でつくられた施設ではあるが、行政改革の中で論議してきており、引き続き検討していきたいとの答弁がありました。 市街地駐車場事業については、施設使用料が更正減となることから、空き店舗が発生したときの対応をただし、市街地に空き店舗が多い現況をかんがみ、テナント料、保証人2人体制の見直しなど、店舗を埋める一層の努力を求める要望が出されました。理事者からは、広報等での案内、商工会議所で創業者への紹介に努めていること、テナント料は周辺よりも平米単価を低く設定しているとの答弁があり、保証人については、賃料のおくれが目立つ方もあり、現時点では2人が望ましいが、今後研究したいとの見解が示されております。 また、市街地駐車場について、現在の指定管理者委託料方式であるが、事業活性化のために、前年対比で一定の収入を上げた場合、指定管理者の収入となる利用料金制を検討されたいとの要望があり、理事者からは、市営3駐車場は立地条件によりそれぞれの特徴があり、今後研究したいとの見解が示されております。 まちづくりステップアップ事業について、実施主体は商工会議所であるものの、総合的なまちづくりのための中心市街地活性化協議会への松本市の積極的な働きかけを期待し、強い意思を示していくべきとの要望がありました。 制度資金の利子補給について、今後の見通しをただしたところ、国では景気は上向いているとし、県内の多くの自治体では、利子補給をやめたり、貸付利率を上げる動きがあるものの、経済活性化は喫緊の課題でもあり、本市では、19年度は据え置いたが、この先、金利の上昇が恒常的になると、景気対策本部で相談しながら見直しも要するとの見解が示されました。委員からは、中小企業者にとって非常に評判がよく、喜ばれている制度であり、緩和的措置を求める要望がありました。 野麦峠スキー場の利用者が、平成5年度のピーク時が15万6,000人に対し、平成17年度が3万9,000人ほどと、ピーク時に比べて25.6%と非常に厳しい数字が示されており、この分析を求めたところ、理事者からは、全国的にスキー客が減少していること、特に若い世代が少なく少子化の影響があること。乗鞍に関しても同様であるが、特に交通アクセスの問題で、中京圏のスキー客が木曽方面に流れてしまう現状が示され、現在のスキー人口からいくと、スキー場は3分の1でもいいとする業界関係者の発言が紹介されました。 また、中国、韓国では、今、スキーブームであり、海外からの誘客を検討しない限りは利用者増は難しいとの見解が示されました。委員からは、スキー離れに対応する誘客施策、観光戦略を望むが、このような厳しい状況では、過疎地域の雇用対策があるものの、スキー場の存続について考えるべきとの意見も出されております。 また、上高地観光施設事業会計の審査の中で、中部電力株式会社が所有する上高地サービスステーションの施設について、老朽化している上高地アルペンホテル従業員宿舎の代替施設として、本市が無償譲渡を受けて取得する旨の説明を受け、委員からは、この施設の有効活用を今後検討されたいとの要望が出されております。 議案第75号から第77号まで、並びに議案第80号から第82号までの以上6件につきましては、地方自治法の改正に伴い、組合規約を変更するものであり、いずれも原案のとおりそれぞれ可決すべきものと決しました。 なお、冒頭に申し上げませんでした件ですが、平成18年度補正予算案、平成19年度当初予算案の議案19件につきまして、いずれも原案のとおり可決されましたことを、申し上げるところでございます。審査の中身につきましては、ただいま申し上げたとおりでございます。 最後に、日豪EPA/FTA交渉に対する請願書でありますが、我が国は豪州にとって最大の貿易相手国であり、関税が撤廃されれば、農林水産業や地域経済にとって多大な影響を受けることから、全会一致をもって採択すべきものと決しました。 なお、委員会審査の過程で意見書を2件提出する運びとなりましたので、後刻提出の際はよろしくお願いを申し上げ、当委員会の報告といたします。何とぞご賛同賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(渡辺聰) 次に、教育民生委員長 草間錦也議員。 ◆教育民生委員長(草間錦也) 〔登壇〕 教育民生委員会の報告を申し上げます。 委員会は、付託されました議案30件及び請願1件について慎重に審査をいたしましたので、その経過並びに結果についてご報告を申し上げます。 初めに、制定及び一部改正の条例案13件について申し上げます。 議案第14号では、一部委員から、差額ベッド代としての特別な室料の設定には反対であるとの意見が、また、議案第17号では、国民健康保険税介護分の税率改正に伴う負担増は認められないとする意見があり、それぞれ起立採決の結果、両案とも可決すべきものと決しました。 また、残る議案第2号、第3号、第10号から第13号まで、第15号、第16号及び第23号から第25号までの以上11件については、異議なく可決すべきものと決しました。 次に、平成18年度補正予算及び19年度当初予算の予算案11件について申し上げます。 議案第47号では、一部委員から、放課後児童健全育成事業の有料化、後期高齢者医療広域連合への負担金の支出及び委託事業である児童生徒の人権教室のあり方についての、以上3点について反対意見が述べられましたが、起立採決の結果、可決すべきものと決しました。 議案第53号では、保険料第2、第3段階、各該当者に対する負担料軽減が不十分であり、反対するとの意見がありましたので、起立採決の結果、可決すべきものと決しました。 その他の予算案である議案第31号、第35号から第38号まで、第42号、第43号、第51号、第52号、第54号、第61号及び第62号の以上12件ついては、異議なく可決すべきものと決しました。 ここで、予算案審査の過程における主な意見、要望等について申し上げます。 健康福祉部関係では、来年度建設される寿放課後児童クラブについて、委員から、現在の設計の進行状況と地元説明会での要望、意見等の説明が求められましたため、現時点での設計図面の提示がされ、今後、関係者へさらに説明会を再開する予定であり、そこで出された要望を設計に反映する必要から、年度内での設計完了は困難な状況であるとの説明がありました。 これを受け、委員からは、地元の子供たちの安全・安心のため、ピッチを上げて、当初の計画に沿って実現を図られたいとの意見、また、これを機に中断していた放課後児童クラブ運営内容等、原点の議論を専門家も交え再開すべきではないかとの意見が出されました。 理事者からは、4月中には実施設計を完成するべく、ハードを中心にソフトも交えて検討をし、実施設計ができたら運営内容を検討する組織をつくり、これまで市の積み上げてきた放課後児童健全育成事業に、学童クラブの実施しているよい点で取り入れることができるものは取り入れるよう議論をしていただく。そこに、地域性、緊急性などを勘案しながら、充実した放課後を過ごしていただける施設としていきたいとの見解が示されております。 保育園関係では、病児保育実施の研究、長期的な老朽施設建てかえ計画の立案実施、パソコン配備の充実が求められました。 高齢者福祉入浴事業については、体の不自由な高齢者の付き添い者へも、この入浴券が使用できるよう配慮を求める要望がされております。 そのほか、奈川診療所における医師の長期的・安定的確保の要望、こどもプラザの土曜、日曜開館の要望、エイズ・性感染症予防啓発教育委員会とも連携した事業の実施などについて要望がされております。 教育委員会関係では、当初予算審査に先立ち、理事者から、(仮称)東部学校給食センター建設事業に関し、地元町会、PTAへの説明会開催状況などについて説明を受け、町会からは建設について基本的に了解をいただくことができ、平成19年度に基本・実施設計、用地取得の予算を計上し、21年4月供用開始に向け進めてまいりたい。また、本郷小学校、女鳥羽中学校給食センターへの編入については、引き続き理解を求めていきたいとの方針が示されました。 このことについて委員からは、学校関係者に十分な説明を行い、ご理解いただいた上で、スムーズにセンター方式へ参加いただけるよう努力願いたいとの要望がされております。 今井市民プールについては、施設の配置上、3つのプールを同時に監視するのが困難な現在の状況を改善する計画がないかとの質問に対し、人的な監視体制を強化するとともに、今後、50mプールの改修とあわせて管理棟についても立体的な監視ができるよう、関係者と調整してまいりたいとの説明がされております。 市制施行100周年記念事業の「ウィーン展」については、大名町通りにフラッグを設置するなど開催機運を高め、テレビスポットなどあらゆる媒体を通じた広報宣伝により観客誘致を図り、成功させていただきたいとの要望がされました。 そのほか、国体などスポーツ及び文化芸術関係の全国大会への出場者に対し贈られる出場祝い金、激励金の充実を求める要望、博物館における貴重な歴史的資料などの保管態勢・設備の充実を求める要望などが出されております。 次に、一部事務組合の規約変更に係る議案第78号、第79号及び第83号の以上3件につきましては、それぞれ異議なく可決すべきものと決しました。 最後に、当委員会に付託されました請願第3号について申し上げます。 請願項目1にある定率負担の軽減については、理事者から、国の特別対策として新たな負担軽減措置が4月から実施されることに伴い、請願者の願意は達成されるとの説明を受け、委員からは、請願項目2にある現行の定率負担を原則応能負担とすべきかについての活発な議論がされました。その願意を妥当とする意見の一方、利用者にある程度の定率負担を求めることはいたし方のないことである。また、国の負担軽減措置の効果が検証できない現時点での制度変更には賛成しかねるなどの意見があり、起立採決を行った結果、本請願は不採択とすべきものと決しました。 以上をもって当委員会の報告といたします。何とぞご賛同賜りますようお願いを申し上げます。 以上でございます。 ○議長(渡辺聰) 次に、総務委員長 牛山輝雄議員。 ◆総務委員長(牛山輝雄) 〔登壇〕 総務委員会の報告を申し上げます。 委員会は、付託されました条例の制定及び改正、並びに平成19年度当初予算など、市長提出議案20件について慎重に審査を終了いたしました。 冒頭、これらの議案につきましては、いずれも原案どおり可決すべきものと決しましたことを申し上げます。 以下、審査の概要を報告申し上げます。 最初に、議案第1号 松本市副市長定数条例は、地方自治法の改正に伴い、副市長の定数を1名と定めるものでありますが、副市長の複数制に関する委員からの質疑に対しては、将来において特別な政策課題が新たに発生し、副市長1名では物理的に対応が困難な事態が生じてきたような場合には、その時点での検討がされるとの説明でありました。 次に、議案第6号 松本市公の施設の指定管理者の指定手続等の改正条例は、指定管理者の倒産や経営難等から事業の継続が困難になった場合などに、市が直営で、施設の管理業務をみずから行うことによって不測の事態にも対応できるよう条例改正を行うものであり、異議なく可決すべきものと決しました。 続いて、議案第7号は、まつもと市民芸術館の管理について、運営審議会の提言を受け、利用料金の見直しを行うものであります。その主な内容は、実験劇場の利用料金を、一般的な主ホール利用の最低利用料金に合わせるもの、主ホール、小ホールの料金区分の追加等を行うものであり、異議なく可決すべきものと決しました。 次に、議案第71号 訴えの提起は、市営住宅の家賃滞納月数が12カ月以上かつ滞納額15万円以上で、納入相談に応じず、また納入計画書や誓約書の提出がされず、最終的な明け渡し請求等にも応じなかった悪質滞納者3名について、訴えを提起するものであり、可決すべきものと決しました。委員からは、納入計画の完済に向けた指導など、引き続き滞納対策を強化するよう要望が出されました。 次に、議案第72号 第2次松本市国土利用計画の策定については、土地利用区分のうち、都市部と自然環境保全部の中間に位置づけられる田園共生部の現状について論議がありました。 農業地域とされていても、特に中山間地を中心に、人口の高齢化の進行と自然条件の厳しさ等から、現実には農業振興が極めて困難な現実があること。そして、これらの地域では、市街地だけでなく、安い住宅地を求めて他市町村までも若い人々の流出が進んでいる実情が指摘され、既存集落を維持するためには何らかの方策が必要であるとして、担い手の住宅地確保を含めた総合的な土地利用政策に関し、地域住民の意見を反映した検討が要望されました。 続いて、平成18年度補正予算に関しては、2款総務費において、大規模災害時等に使用する非常用発電機及び夜間照明を各支所、出張所、あがたの森等へ配置するための購入費415万円が減額されております。多額な減額であることから、追加購入の検討を含めた補正の経過について質疑があり、理事者からは、減額の内容は、今年度購入した24台分の入札差金であること、また、19年度分の12台と合わせ2カ年で購入する実施計画とされているため、当初計画どおりの方針により、入札差金を減額補正したと説明がされました。 委員からは、消防団の火災現場での残火処理や夜間訓練のため、独自に夜間照明を準備している分団もあるとして、各分団への幅広い配置を求める要望や、災害拠点ともなる地区公民館への将来的な配置の検討に対する要望があり、その必要性については、消防団本部などと十分協議していきたいとの答弁がされております。 最後に、平成19年度一般会計当初予算中、当委員会付託関係につきましては、2款総務費中、国民保護計画事業費に対し、武力攻撃事態、緊急対処事態における措置を定めた国民保護法に反対する立場から、より慎重に市民の声に耳を傾けて対処すべきであること、また、歳入予算面にあらわれている定率減税の廃止、老年者の非課税範囲の見直しを初めとする市民への負担増に対しては、より直接的な弱者対策が必要との立場から一部反対意見がありましたが、起立採決の結果、原案どおり可決すべきものと決しました。 以上、ご賛同いただきますようお願い申し上げ、総務委員会の報告といたします。 以上です。 ○議長(渡辺聰) 以上をもって委員長の報告は終わりました。 委員長の報告に対し、質疑のある方の発言を求めます。 池田国昭議員。 ◆36番(池田国昭) 〔登壇〕 私の所属する教育民生委員会の委員長報告の中に、私が見て聞いて、実際は違うのではないかというところで、確認も含めて委員長質疑を行いたいと思います。 委員長報告では、放課後児童クラブ事業、特に寿放課後児童クラブ事業に関連して、こういう報告がされました。実施設計を完成するべく、ハードを中心にソフトも交えて検討をし、実施計画ができたら運営内容を検討する組織をつくると。これは、実際の当日の健康福祉部長の答弁、すなわちハードの議論に焦点を当てながらソフトの議論をしていきたい。この表現との関連からいえば、どっちに主体が置いてあるかという点では、まるっきり反対のまとめだと思います。すなわち、委員長報告では、ハードを中心にソフトも交えて検討するということですから、ハードを中心に検討をすると、そして実施計画もつくると、こういうふうになっています。当日の健康福祉部長の答弁を再度繰り返しますと、ハードの議論に焦点を当てつつソフトの議論をしていきたいということですから、ソフトの議論が中心になっている健康福祉部長答弁であったというふうに私は思います。 しかも、改めてそのことについて何度かのやりとりの後、再度、健康福祉部長は、ハードの議論をしながらソフトの議論も行うと。ちょっと、最初に言ったのとは少しニュアンスが弱まった感もなきにしもあらずですが、いずれにしても、委員長報告がハードを中心に検討をするというこの重点の置き方と、ソフトの議論をハードの議論に焦点を当てながら進めるという点では、少しないしは、私から見てもかなり大きな違いがあるのではないかと、このことを申し上げて委員長質疑といたします。 ○議長(渡辺聰) 議長から申し上げますが、ただいまの発言につきましては、自己の所属する委員会に対する質疑でありますのでふさわしくない、このことを申し上げておきたいと思います。 池田議員。 ◆36番(池田国昭) 〔登壇〕 議会ルール上、委員長質疑というのは、その委員会に属している委員はしてはならないというルールがあるかどうか。 私が、今、申し上げたのは、ごくごく当たり前の質疑だと思います。私が所属した委員会の中での議論の実際の経過とそのまとめに違いがあるのではありませんかという、この質問そのものが、この委員長質疑にふさわしい中身だというふうに思いますが、いかがでしょうか。 以上です。 ○議長(渡辺聰) 草間錦也教育民生委員長。 ◆教育民生委員長(草間錦也) 〔登壇〕 ただいまの件につきましては、報告のとおりでございます。 ○議長(渡辺聰) ほかに質疑ございますか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(渡辺聰) 質疑はないようでありますので、質疑を終結をいたします。 次に、以上の全案件に対し意見のある方の発言を求めます。 初めに、11番 吉江健太朗議員。 ◆11番(吉江健太朗) 〔登壇〕 行革110番の吉江健太朗です。 行革110番は、税金の無駄使いを許しません!尊い税金の使い方を厳しく見直し、議論し、チェックすることをめざします。22万市民の皆様と共に!未来へ誇れる「美しい信州松本」、安心して暮らせる「豊かな信州松本」をつくってまいります。少子高齢化社会、地球温暖化及び厳しい松本市の財政状況に対処することをめざして発言します。 議案第4号 地方自治法の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整備に関する条例、議案第61号 平成19年度松本市松本城特別会計予算及び議案第72号 第2次松本市国土利用計画の策定について、反対の立場から意見をさせていただきます。 議案第4号 地方自治法の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整備に関する条例について、意見をします。 第2条、松本市特別職の職員等の給与並びに費用弁償に関する条例の一部を次のように改正します。別表第1中、助役を副市長に改め、同表収入役の項を削るものです。助役の給与並びに費用弁償は、副市長になっても同額と、理事者から答弁がありました。松本市の財政は、平成18年度末見込みの松本市全体の借金である市債の合計は、何と1,832億円です。厳しい松本市の財政状況ですから、副市長の給与並びに費用弁償は減額すべきです。 また、第3条、松本市特別職報酬等審議会条例も、一部を次のように改正しますが、「、助役及び収入役」を「及び副市長」に改めるものです。改正を読んだ感じでも、副市長の権限が大きいという印象が強いですが、具体的にどのような権限が市長から委譲されるのか、はっきりしていません。加えて、附則(施行期日)1から3を読むと、副市長として選任された者とみなされる者の給与、費用弁償、期末手当、退職手当については、現職の助役から副市長に選任された者と、副市長に新しく選任された者に不公平な改正になっているので、見直しすべきです。 次に、議案第61号 平成19年度松本市松本城特別会計予算について意見をします。 堀浄化対策事業費の委託料であるEM菌管理の選考過程や、平成19年度予算説明書における商品名での記載等から見直しすべきです。 次に、議案第72号 第2次松本市国土利用計画の策定について意見をします。 待ったなしの地球温暖化が確実に進行しています。私たち人間の活動の結果です。松本市国土利用計画においても、乱開発や市街化調整区域の安易な緩和などを直ちにやめるべきです。松本市の最重要課題でもある地球温暖化防止を優先させるべきという基本理念が、松本市国土利用計画に欠けていて心配です。松本市国土利用計画大綱を見ると、1市4村の合併によって、ゾーニング構想で市街化を大きくしただけではないでしょうか。これでは、松本市街地の空洞化はとめられず、ヒートアイランド現象を改善することも困難です。より都市化を進めると広範囲にヒートアイランド現象が進み、松本市は今以上に暑くなってしまうので、大変なことです。住宅地や農用地を含む298haの松本市の土地を開発する計画です。また、田園環境共生部とはどの部分なのか、明らかではないですが、田園として保存すべきと強く要望します。開発も規制すべきと厳しく要請します。さらに、観光資源の視点を取り入れ、広大な森林や山岳地帯の多面的機能の活用をうたっていますが、乱開発になりかねず、道路、箱物をふやし、財政再建団体になった夕張市の二の舞にならないかと心配する市民のお声が寄せられていますので、見直しすべきです。 以上で、議案第4号 地方自治法の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整備に関する条例、議案第61号 平成19年度松本市松本城特別会計予算及び議案第72号 第2次松本市国土利用計画の策定について、反対の立場から意見をさせていただきました。行革110番の吉江健太朗の意見を申し述べさせていただきました。 何とぞよろしくお願い申し上げます。
    ○議長(渡辺聰) 次に、14番 青木豊子議員。 ◆14番(青木豊子) 〔登壇〕 発言の機会をいただきましたので、議案第47号 平成19年度一般会計予算につきましては、総論としては賛成するものでありますが、一部(仮称)東部学校給食センター建設事業費の基本実施設計、用地購入につきましては、本郷小学校、女鳥羽中学校の自校給食を廃止するための建設であり、センター建設と自校給食の廃止は別という考えから、地元住民との合意形成ができていないこと、また自校給食を望む多くの食育推進者の総論として、反対の意見を述べさせていただきます。 このセンターの建設予定地選考につきましては、一向に進まなかった女鳥羽中学校への避難進入道路の開通の見通しと土地区画整理事業の進展を同時に進める上では、開発行為ができることで、地権者にとっては望んでいたことと思われます。ですから、老朽化した第2給食センターの後継施設とすることには、すべて反対というわけではありません。問題は、センターという箱物が今の時代に、そして20年、30年先の時代に果たして対応しているかという問題です。 先日、約40年前当時、松本市の自校給食がすべてセンター化されるに当たっての激しい争いがあったことを、先輩議員から伺いました。当時の労働運動との対立もあったことも伺いました。しかし、私が今日反対する理由は、子供の教育に欠かすことのできない命の大切さを学ばせるための教材として必要不可欠なものであるからです。私は息子の付き添いで、小学校へたびたび行くことがあります。そして、実際子供たちと一緒に自校給食を食べさせていただいています。給食室で「いただきます」と言って教室へ給食を運び、食べ終わると「ごちそうさまでした」と空っぽになった食缶を返しに行く、この何げない毎日が子供とつくり手の調理員との心の交流であります。「熱いから気をつけてね」「きょうはぐあいが悪かったのね」などの声かけや、調理員と話す子供の気さくな会話のやりとりをほほ笑ましく見させていただいていました。この当たり前と思えた自校給食を食べることが当たり前でなくなってしまった松本市におきまして、食べることができるこの子供たちは本当に幸せです。だからこそ、この幸せを松本市すべての子供に味合わせたい、その1点に願いを託し、このつくり手と食べる側との近しい関係を続けることは、自校給食を存続させることにほかならないわけです。 地元関係者には、本郷村当時の合併条件であったことを否定することへの説明責任、比較検討校としての位置づけられていることの説明、過去のセンター編入に際しての不十分な説明等々、また在学96%以上の親の反対があること等、理解を求める上での住民に対しての説明がまだまだ不十分であり、建設ありきで進められています。まるで市民芸術館が建設されたときのようにもとれます。過去20年も前に敷かれたレールの上をとめることのできない行政の一方通行へと進んでいるようなものです。菅谷市政の掲げる命の質、人生の質を高め、量から質への転換の時代を基本理念として、20年、30年を見据えた新たな松本のまちづくり。このビジョンを私は高く評価するものでありますが、事この給食センターに関しましては、ビジョンとの整合性が得られないように感じられます。 よって、取り返しのつかない事態になる前にもう少し広くご理解を賜りたく、自校給食存続の立場から反対意見とさせていただきます。 ○議長(渡辺聰) 次に、36番 池田国昭議員。 ◆36番(池田国昭) 〔登壇〕 議案第47号及び第53号に関連して意見を述べたいと思います。 その前に、先ほどの委員長質疑とも関連して、この47号にも関連するものですから、最初にちょっとこれに関して、今度は意見を述べたいと思います。先ほどは質疑でしたけれども。 先ほどの私の委員長質疑は、委員会での健康福祉部長答弁をそのままぜひ委員長報告の中に加えていただきたいと、そういう趣旨です。それはなぜかといいますと、先ほどの委員長報告の中身では、4月いっぱいに実施計画を完成するべくというのが前提にある中で、結局のところ、ハードの建設が先行し、その後に実施計画ができたら運営内容を検討する組織をつくるということになってしまうという危惧があるからです。そういう形での段階論を踏むことが、決していい事業につながらないというふうに思います。実際に、先日の委員会の審査の中でも、そういう立場から私も何度か発言をした経過がございます。ぜひ健康福祉部長の答弁のとおり、ハードの議論に焦点を当てながらソフトの議論をしていくと。中断したそもそも論をここでしっかりと展開して、本当に全国に発信できる松本市の放課後児童クラブ事業、放課後児童対策、全体の放課後子どもプランも含めて、菅谷市長の3Kプランの中での子供たちの対策、ぜひ全国にいい中身として発信できる事業を進めていただきたいと、このことをまず最初に意見として申し上げておきます。 それでは、47号及び53号に関連して意見を申し上げます。 平成19年度、来年度の予算案を見ると、例えば、今申し上げた公設公営の放課後児童クラブ事業、無認可保育園の認可化、適応指導・学習指導改善教員の増員など、そうした3Kプランに即した事業が盛り込まれ、また同和関連団体への団体補助金の廃止など、いわば松本市の歴史の中で汚点と言われてきた同和行政の是正という点で評価ができる、前進面として確認ができる予算であります。また、そうした個別の内容にとどまらずに大きくとらえてみれば、実質3年連続借金を減らし、また国民健康保険会計へは、事実上4年目となる一般会計からの繰り入れで負担軽減を図っている。そうした面で見ても、評価ができる予算内容となっています。 しかし、検討しなければいけない点は、こうした前進面と同時に、今の市民生活との関係で、市民の暮らしを守るという点から見た場合に、その点での課題との関係でどうなのかという点でございます。 それは、先ほど私が申し上げた幾つかの評価点、前進面が、市民の負担増で支えられている19年度予算案だということにも大いに関係します。今、まじめに働いても生活保護水準以下の生活しかできない貧困層が激増。10世帯に1世帯、400万世帯を超えて、全国でいわゆるワーキングプアと言われる貧困層、格差の拡大が広がっています。もはやこの貧困という問題は、一部の国民、市民の問題ではありません。病気、介護、老いなどの身近な出来事がきっかけで、市民のだれにでも起こり得る問題となっています。そして、それは若者、女性、高齢者、自営業者など、すべての階層をとらえて進行し、日本の社会をむしばんでいる。これが今の実態です。 市長は、昨年来のほぼ1年間のこの格差と貧困にかかわる議会の議論の中で、昨年12月、こういう答弁がありました。「経済状況が主因をなす経済的格差であれば、景気回復により解消する部分があるかと思いますが、一方、法改正等により生じた市民負担の増加が誘因となる制度的格差は、景気回復だけでは改善しないことも事実だと認識しております」。まさにそのとおりだというふうに思います。もちろん、その後半の部分だけです。 そこで、この制度的格差と法改正等によって実際にどうなったかと。これは既に明らかになっておりますが、18年度は税制改定によって、老年者控除等高齢者への年金の課税等も含めて、5億7,100万円の負担増。来年度19年度は、それに加えて5億6,000万円の負担増があると、この議会の議論の中で明らかになりました。この2年分を合わせると11億3,100万円という数字が出てまいりますが、2年分ということについて言うならば、18年度の5億7,100万円は当然のこと。その上、さらに定率減税の廃止にかかわる部分も含めて考えるならば、19年度はそのまま負担増で残り、なおその上、かつ5億6,000万円上乗せされるという考え方で見るのが正しく、実際には、この2年間で17億円を超える負担増というふうに見るのが正しいと思います。 子育て世帯の問題では、文字どおり3Kプランとして市長が幾つかの施策を打っておりますけれども、松本市内で子育て世代の現状はどうか。就学援助を受けている世帯は、8年前の約1,000未満の世帯から、現在は2,000を超える2倍以上の世帯がこの就学援助を受けている。児童扶養手当も、この五、六年間で1.5倍になっています。 高齢者の問題では、この間、老年者控除等、直接的に市長が、昨年9月の議会に高齢者の負担増は事実でありますという点で認めたとおり、高齢者の方々の税負担及びそれだけにとどまらずに社会保障料の負担増で、いわゆる収入が生活保護基準以下でしかない世帯、すなわち国保税や介護保険料を払うことによって、実際には生活保護基準以下の収入の範囲の中でしか生活ができない65歳以上の世帯の方が、6,400世帯から、場合によっては1万世帯にまで及ぶ、そういう可能性があることも、今度の委員会の審査の中で明らかになりました。 そして、介護保険についてのみ申し上げれば、この税負担の増に伴う段階が上がって負担がふえる人たちがどのぐらいいるか。今まで第1、第2、第3段階で済んだ方で一気に第4段階に上がってしまう方が1,147名。同じく、さらにその上の5段階にはね上がってしまう方が5,449人。合わせて6,596人の方が、今度のいわば市長が答弁した法改正等により生じた負担増という形で、当然これらの方々が、先ほど申し上げたとおり、この介護保険料を払うことによって生活保護基準以下になってしまう、そういう方々が大半の方々を占めているといっても過言でないと思います。 こういう実態との関係で19年度予算、どういうふうに見るか。介護保険については、3年間の緩和措置が確かにとられておりますけれども、一方で、保育料については、国の制度の改定があり、この定率減税廃止に伴う事実上の保育料の引き上げにつながらないような、そういう手だてがとられております。これも委員会の審査の中で明らかになりました。こういう点から見た場合に私は、今、冒頭申し上げた評価点、前進面がある一方で、市民の暮らしぶりはどうなんだ、そのことに対する直接的な対策が欠けてはおりませんかという質問をいたしましたが、残念ながら、本会議の場においては、直接的なそれに対する対策の予算は組まれていないということが明らかになりました。 そして、私たちが提案をしてきた、国民健康保険会計には一般会計からの補てんが行われる一方で、介護保険会計への一般会計の繰り入れはできないものかと。これに対して、この間、一貫しての答弁は、2つの理由でできないと。1つは、一般会計からの補てんは、制度上認められていない。もう一つは、介護保険計画が3年に1度決められるという意味からすれば、その第3期の計画の1年目の途中でそういう変更はできない。この2つの理由が挙げられ、一般会計からの補てんがされておりませんけれども、以前にもご紹介をしたことがあります。2002年3月19日の参議院厚生労働委員会の中での審議で、介護保険会計への一般会計からの繰り入れについて地方自治体が行っているが、それについてどう思うかという質問に、厚生労働関係者は、まず、介護保険については三原則があると。その三原則があるから一般会計の繰り入れは不適切と言いながらも、その三原則という助言とか勧告に自治体は従う義務があるのかという質問に対して、法律上の義務はないというふうに解釈しておりますと。この答弁と同時に、地方の自治体が地方自治法に定められた福祉の増進のために頑張るということは、その地方自治法にも明記されている点でどうかという点についての当時の坂口厚生労働大臣の答弁は、その3つの原則を乗り越えて地方の自治体がやるということであれば、それはだめだ、やめろというところまでは言っていないと、こういう答弁があるように、19年度予算で第53号への一般会計からの投入は決して不可能ではありません。 私たちは、平成19年度の予算案について、いろいろな方面から検討を加えました。そして、改めてこの19年度予算案は、対決という立場の反対という姿勢ではなく、問題点を指摘し、それの是正を求める立場での予算は認めがたい、そういう態度表明を申し上げたいと思います。ぜひ菅谷市長におかれましては、この平成19年度予算の執行に当たっては、そうした問題点を抱えた中での予算案であるということをくれぐれも踏まえる中で、市民生活の実態との関係での予算の執行を強く求めて、意見といたします。 以上です。 ○議長(渡辺聰) ほかにご意見ございますか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(渡辺聰) ないようでありますので、これより採決をいたします。 最初に、議案第4号 地方自治法の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整備に関する条例を起立により採決いたします。 本案に対する委員長の報告は原案可決であります。 本案について委員長の報告のとおり決することに賛成の皆さんの起立を求めます。     (賛成者起立) ○議長(渡辺聰) 起立多数であります。 よって、議案第4号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第14号 松本市介護老人保健施設条例の一部を改正する条例を起立により採決をいたします。 本案に対する委員長の報告は原案可決であります。 本案について委員長の報告のとおり決することに賛成の皆さんの起立を求めます。     (賛成者起立) ○議長(渡辺聰) 起立多数であります。 よって、議案第14号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第17号 松本市国民健康保険税条例の一部を改正する条例を起立により採決をいたします。 本案に対する委員長の報告は原案可決であります。 本案について委員長の報告のとおり決することに賛成の皆さんの起立を求めます。     (賛成者起立) ○議長(渡辺聰) 起立多数であります。 よって、議案第17号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第47号 平成19年度松本市一般会計予算を起立により採決いたします。 本案に対する委員長の報告は原案可決であります。 本案について委員長の報告のとおり決することに賛成の皆さんの起立を求めます。     (賛成者起立) ○議長(渡辺聰) 起立多数であります。 よって、議案第47号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第53号 平成19年度松本市介護保険特別会計予算を起立により採決いたします。 本案に対する委員長の報告は原案可決であります。 本案について委員長の報告のとおり決することに賛成の皆さんの起立を求めます。     (賛成者起立) ○議長(渡辺聰) 起立多数であります。 よって、議案第53号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第61号 平成19年度松本市松本城特別会計予算を起立により採決いたします。 本案に対する委員長の報告は原案可決であります。 本案について委員長の報告のとおり決することに賛成の皆さんの起立を求めます。     (賛成者起立) ○議長(渡辺聰) 起立多数であります。 よって、議案第61号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第72号 第2次松本市国土利用計画の策定についてを起立により採決いたします。 本案に対する委員長の報告は原案可決であります。 本案について委員長の報告のとおり決することに賛成の皆さんの起立を求めます。     (賛成者起立) ○議長(渡辺聰) 起立多数であります。 よって、議案第72号は原案のとおり可決されました。 次に、請願第3号 障害者自立支援法に関する請願書を起立により採決いたします。 本案に対する委員長の報告は不採択でありますので、原案について採決いたします。 請願第3号について、採択することに賛成の皆さんの起立を求めます。     (賛成者起立) ○議長(渡辺聰) 起立少数であります。 よって、請願第3号は不採択と決しました。 次に、議案第1号から第3号まで、第5号から第13号まで、第15号、第16号、第18号から第46号まで、第48号から第52号まで、第54号から第60号まで、第62号から第71号まで、第73号から第83号まで及び請願第2号の以上77件につきましては、委員長の報告のとおり決することにご異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(渡辺聰) ご異議なしと認めます。 よって、以上の案件は委員長の報告のとおり可決及び採択されました。      ----------------------------- △日程第2 閉会中の継続審査に付することについて ○議長(渡辺聰) 日程第2 建設委員長から目下、委員会において審査中の請願第1号 市街化調整区域内での違法建築物の再発防止については、会議規則第77条の規定により、閉会中の継続審査の申し出があります。 お諮りいたします。 委員長の申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することにご異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(渡辺聰) ご異議なしと認めます。 よって、委員長の申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することに決しました。      ----------------------------- △日程第3 議案第84号 ○議長(渡辺聰) 日程第3 議案第84号 固定資産評価員の選任についてを上程をいたします。 当局から提案理由の説明を求めます。 菅谷市長。 ◎市長(菅谷昭) 〔登壇〕 ただいま上程されました固定資産評価員の選任についてご説明申し上げます。 これは、上條 稔評価員が来る3月31日をもって退任されますので、その後任といたしまして、新たに古屋 剛氏を選任しようとするものでございます。 古屋氏は、長年、市職員として勤務され、在職中は10年余にわたり固定資産税の実務に従事されました。また、退職後は、昨年3月まで中信社会福祉協会ささらの里施設長としてご活躍されました。 古屋氏の固定資産税に関する豊富な知識と経験が松本市の固定資産評価員にふさわしいものと考え、今回お願い申し上げた次第でございます。 以上、ご説明申し上げましたので、よろしくご同意賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(渡辺聰) お諮りいたします。 ただいま上程になりました議案第84号につきましては、直ちに採決したいと思います。これにご異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(渡辺聰) ご異議なしと認め、採決いたします。 議案第84号については、これに同意することにご異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(渡辺聰) ご異議なしと認めます。 よって、議案第84号については、これに同意することに決しました。      ----------------------------- △日程第4 人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについて ○議長(渡辺聰) 日程第4 人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについての件を議題といたします。 皆さんのお手元にご配付申し上げてあります内容のとおり、人権擁護委員候補者として、飯島和彦さん、寺村智江さん、奥原広美さんの以上3名を推薦することについて、議会の同意を求める件であります。 お諮りをいたします。 本件につきましては、市長の諮問のとおり同意することにご異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(渡辺聰) ご異議なしと認めます。 よって、飯島和彦さん、寺村智江さん、奥原広美さんの以上3名を、人権擁護委員候補者として推薦することに同意することに決しました。      ----------------------------- △日程第5 議第1号及び第2号 ○議長(渡辺聰) 日程第5 議第1号及び第2号を一括議題といたします。 提出者から提案理由の説明を求めます。 26番 小林繁男議員。 ◆26番(小林繁男) 〔登壇〕 議第1号 松本市議会委員会条例の一部を改正する条例及び議第2号 松本市議会会議規則の一部を改正する規則の2件について、提出者を代表し、一括して提案説明を申し上げます。 今回の改正は、地方分権の推進に資するとともに、地方の自主性、自立性の拡大を目的とした地方自治法の一部改正を受け、地方議会制度の機能充実、強化を図るため、所要の改正を行うものでございます。 改正の主な内容は、第1として、常任委員等の選任について、現行では、会期中に議長が会議に諮り選任することとされていますが、閉会中においても議長が選任することができるものとし、これにより、補欠選挙により当選した議員が委員会の委員として速やかに活動ができるようにするものでございます。 次に、第2として、委員会の議案提出権について、政策形成機能の強化と委員会審議の充実、活性化を図るため、実質的な審議を行う委員会についても議案を提出する権限を認めようとするものでございます。 そして、第3として、会議録の作成について、昨今の電子化技術の進展にあわせ、より迅速に審議内容を公開できるようにするため、現在の書面を前提とした会議録の調製に加え、今後電磁的記録による会議録の作成が可能となるよう規定を追加しようとするものでございます。 以上、ご説明申し上げましたので、趣旨をご理解の上、ご賛同賜りますようよろしくお願いを申し上げます。 ○議長(渡辺聰) お諮りいたします。 ただいま趣旨説明がなされました議第1号及び第2号につきましては、委員会審査等を省略して直ちに採決したいと思います。これにご異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(渡辺聰) ご異議なしと認め、採決いたします。 議第1号及び第2号につきましては、原案のとおり決することにご異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(渡辺聰) ご異議なしと認めます。 よって、議第1号及び第2号は、原案のとおり可決されました。      ----------------------------- △日程第6 議第3号及び第4号 ○議長(渡辺聰) 日程第6 議第3号及び第4号を一括議題といたします。 提出者から提案理由の説明を求めます。 18番 近藤晴彦議員。 ◆18番(近藤晴彦) 〔登壇〕 議第3号 日豪経済連携協定(EPA)及び自由貿易協定(FTA)交渉に関する意見書及び議第4号 山小屋における軽油引取税の免税を求める意見書は、経済環境委員の総意により提出するものであります。 以下、それぞれ朗読することにより、趣旨の説明にかえさせていただきます。 初めに、議第3号。   日豪経済連携協定(EPA)及び自由貿易協定(FTA)交渉に関する意見書 本年から開始が予定されている日豪経済連携協定(EPA)及び自由貿易協定(FTA)交渉に対し、豪州政府は農産物を含む関税撤廃を強く主張するとみられております。 豪州からの輸入品は、我が国の農林水産業や地域経済にとって重要な品目が多いことから、これらの関税が撤廃されるようなことになれば、牛肉等輸入額の多い4品目の生産額だけでも約8千億円減少すると試算されており、さらに関連産業への多大な影響が懸念されています。 また、食料自給率の低下や農業・農村の多面的機能の喪失、農村社会の崩壊等を招きかねないことから、交渉に当たっては、我が国の重要品目に配慮が得られないときは中断も辞さない厳しい姿勢が求められております。 したがって、国におかれては、農業・農村の多面的機能の発揮や食料安全保障の確保に十分配慮し、多様な農業が共存できる貿易ルールを確立されるよう強く要望するものです。 よって、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出します。 続いて、議第4号。          山小屋における軽油引取税の免税を求める意見書 山小屋においては、山岳環境の保全を目指し導入が進められている環境保全型トイレをはじめ、電灯、洗濯機、冷蔵庫等で電力が使用されております。 山小屋の電力は高所であるため、大量の軽油を必要とするディーゼル発電機による自家発電が中心となっていますが、軽油は地方税法により、道路に関する費用に充てる目的税として、軽油引取税が課税されております。 しかしながら、索道事業における圧雪車やゴルフ場における芝刈機等に使用される軽油については課税免除となっていますが、山小屋におけるディーゼル発電機に使用される軽油については課税免除となっていないため、圧雪車等と同様の取扱いが求められております。 したがって、国におかれては、現在課税免除となっている用途との均衡を考慮し、山小屋におけるディーゼル発電機用の軽油についても課税免除とするよう強く要望するものです。 よって、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出します。 以上でございますので、よろしくご賛同いただきますようお願い申し上げます。 以上です。 ○議長(渡辺聰) お諮りいたします。 ただいま趣旨説明がなされました意見書案につきましては、委員会付託等を省略し直ちに採決したいと思います。これにご異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(渡辺聰) ご異議なしと認め、採決いたします。 議第3号及び第4号につきましては、原案のとおり決することにご異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(渡辺聰) ご異議なしと認めます。 よって、議第3号及び第4号は、原案のとおり可決されました。 ただいま可決されました意見書につきましては、直ちに関係行政庁に対し提出の手続をとることにいたしますので、ご了承願います。      ----------------------------- △日程第7 議第5号 ○議長(渡辺聰) 日程第7 議第5号を議題といたします。 提出者から提案理由の説明を求めます。 30番 倉橋芳和議員。 ◆30番(倉橋芳和) 〔登壇〕 議第5号 松本市役所内郵便貯金ATMの存続を求める決議についての提案理由を申し上げます。 この決議は、私ども日本共産党会派5名全員の発議により提出するものであります。 よって、松本市議会会議規則第14条の規定により提出をいたします。 提案理由につきましては、別紙決議文の朗読をもって提案説明にかえさせていただきます。          松本市役所内郵便貯金ATMの存続を求める決議 郵政公社は、全国で738台の郵便貯金ATMの撤去計画を進めており、長野県内では、33箇所のATMがその対象となり、すでに撤去済みのところもあります。 そうした計画の中に、松本市役所内の郵便貯金ATMが含まれ、すでに、この3月30日にはサービスの停止をする旨を通知する張り紙も出されています。 松本市役所に設置されているこのATMは、職員のみなさんはもちろん、現に多くの市民にみなさんが利用しています。 松本市は昨年8月4日、菅谷市長名で、設置継続の申し入れを行なった経過があります。 「松本市役所には日々多くの来庁者が訪れ、(中略)郵政公社のATMを利用される方が多数おり」 「お年寄り、身障者の方も多くおりますので、撤去された場合近くの郵便局まで徒歩で10分程度要していくことは大変な負担となります」 (いずれも市長名の「設置継続の申し入れ」文書より) 「国民共有のセーフティーネットである郵便局のネットワークと現行水準の維持」は、郵政民営化法成立の際の国会の附帯決議です。 よって、松本市役所内郵便貯金ATM撤去の撤回を求めて、市議会として決議します。 以上でありますが、皆様のご賛同を賜りますようよろしくお願いを申し上げます。 ○議長(渡辺聰) お諮りいたします。 ただいま趣旨説明がなされました決議案につきましては、委員会付託等を省略し直ちに採決したいと思います。これにご異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(渡辺聰) ご異議なしと認め、採決いたします。 本案について、原案のとおり決することに賛成の皆さんの起立を求めます。     (賛成者起立) ○議長(渡辺聰) 起立少数であります。 よって、議第5号は否決されました。 以上をもって、今期定例会に付議された案件は全部議了をいたしました。 この際、来る3月31日をもって退任されます市川収入役からあいさつをしたい旨の申し出がありますので、これを許します。 市川収入役。 ◎収入役(市川博美) 〔登壇〕 貴重な時間のお許しをいただき、退任に当たりまして一言お礼のあいさつをさせていただきます。 平成16年10月1日、図らずも収入役としての大事な職を拝命し、松本市の行政に携わらせていただきましたが、この3月末をもちまして退任させていただくこととなりました。短い間ではございましたが、私にとりましては、1日1日が重く意味のある日々でございました。 拝命いたしましたときは、私でもお役に立てるかもしれないと考えておりましたが、実際には、皆様方から教えていただき、学ばせていただくことばかりでした。こうした自分の非力さを改めて認識しながらも、この日まで務めてこられましたのは、ただただここにおられます議会の皆様方、市役所職員の皆様方、そして市民の皆様方のご支援とご協力のたまものと、心より感謝申し上げます。 菅谷市政の掲げる市民との協働とは、いわば異なる考え方や異なる価値観を持つ組織や個人同士の寛容と譲歩と、そして葛藤の過程であると考えております。そして、そうした協働の過程の結果生まれたものに、私たちは成就感と満足感を高めていくと信じております。 地域を大切にはぐくみ、伝統と文化の薫るこの松本市は、同時に、新しい価値観や社会の動きにも好奇心と想像力をもって臨み、今日の誇るべく姿があると感じております。こうした100年の歴史を持つ松本市政の中の大切な2年半にかかわらせていただきましたことを光栄に思うと同時に、これまで支えてくださいました皆様に、心より感謝申し上げます。 今後は、この貴重な経験と人とのつながりを財産とし、一市民として何ができるかを再び模索してまいりたいと存じます。 終わりに当たりまして、渡辺 聰議長様を初め39名の議員の皆様方、菅谷 昭市長様を初め理事者の皆様方、そして市職員と市民の皆様方のご健勝と今後のご活躍をお祈り申し上げ、さらに松本市の限りない発展を心よりお祈り申し上げまして、お礼のごあいさつとさせていただきます。 お名残惜しゅうございます。皆様、本当にありがとうございました。 ○議長(渡辺聰) ご苦労さまでございました。 次に、来る3月31日をもって退職される高橋政策部長、山内農林部長、赤羽上下水道局長及び赤穂教育部長からあいさつをしたい旨の申し出がありますので、これを許します。 最初に、高橋政策部長。 ◎政策部長(高橋慈夫) 〔登壇〕 お許しをいただきましたので、貴重なお時間をいただき一言お礼のあいさつをさせていただきます。 私は、この3月末をもちまして、38年間大変お世話になりました松本市役所を定年退職させていただくことになり、いよいよそのときを迎え、万感胸に迫る思いがしております。そして、今ここに元気な姿でこうして立たさせていただいていることに喜びをかみしめております。志を一つにして頑張ってきた仲間の中にも、何人かが病に倒れ、一緒にきょうを迎えることができない無念さもございます。 私は、昭和44年入所以来、どちらかというと企画、総務畑が多かったわけですが、それぞれの職場で思い出多い仕事をさせていただきました。また、その都度、多くの感動を与えていただきました。 特に観光課では、幾つかの新しいイベントを企画させていただき、とりわけ、今でも継続しております太鼓まつりや氷彫フェスティバルでは、夕方、太鼓の音に引き寄せられて、大名町をお城に向かってくる大勢の人の波を見たときに、それまで本当に不安で、お客が集まってくれるか、そういう不安がございましたが、それが本当にうそのように消えまして、感激で涙がとまらなかったことを思い出します。あのときは、本当に自分自身が感激、感動の本当に涙でございました。 また、幾つかの新規事業にも携わらせていただきました。国際交流事業、サイトウ・キネン・フェスティバル松本の立ち上げ、美術館の開館、ワールドカップサッカー、パラグアイチームの受け入れ、そして4村との合併。それぞれ、そのときそのとき多くの皆さんに支援をいただきながら仕事を進めてくることができました。 やはり役所生活の中で一番大切にしたのは、人との出会いでございます。心の接し方、本当に心からの接し方。心ある行政運営を随所随所で学ばさせていただきました。 今後、市役所で学んだこうしたことが一生の宝物になると確信をしております。また、これからの人生に生かしていきたいと思っております。 終わりに、今期で勇退されます議員の皆さん方、大変お疲れさまでございました。そして、お世話になりました。これからもますますご健勝でご活躍されることをご祈念申し上げます。また、4月の統一地方選挙を目指しておられる議員の皆さん方は、栄冠をかち取り、再び松本市のためにご活躍されますよう心からご祈念申し上げます。 そして、市長さん初め理事者の皆さん方、100周年という記念すべき年、記念事業の成功をお祈りするとともに、ご健勝でますますのご活躍とご発展を心からお祈り申し上げます。 また、私ごとではございますが、こうして元気で来られたこと、家族にも感謝を申し上げたいと思います。 本当に長い間、ありがとうございました。感謝を申し上げます。 ○議長(渡辺聰) ご苦労さまでした。 次に、山内農林部長。 ◎農林部長(山内肇) 〔登壇〕 発言のお許しをいただきましたので、退職に当たり一言お礼のごあいさつをさせていただきます。 私もこの3月末をもちまして、定年により退職させていただくことになりました。 顧みますと、深沢市政が誕生した昭和44年に奉職をして以来、農政、総務、財政分野を中心に38年間、勤務をさせていただきました。この間、それぞれの職場で多くの人々と出会い、思い出に残る仕事をさせていただき、微力ではありましたが、その仕事の成果が100歳を迎える松本市政の歴史の中にいささかなりとも刻まれていることは感激であり、市役所に勤めさせていただいた幸せをかみしめているきょうこのごろでございます。 これもひとえに、議長さん初め議員の皆様方、そして市長さん初め上司の皆様方の温かなご指導と同僚の皆さんに支えられてきた結果であり、心より感謝とお礼を申し上げます。 今後は、多くの皆様からご教示いただきました知識や経験を貴重な財産とし、松本市職員であったことを誇りに思いながら、一市民として家族ともども充実した日々を送りたいと考えておりますので、変わらぬご指導をいただきますようお願いを申し上げます。 さて、いよいよ本年は市制施行100周年の節目の年を迎えましたが、市民総参加による各種記念事業の成功と、今後の100年の新たなる松本のまちづくりに向けまして、確かな第1歩を踏み出すことができますよう心から願う次第でございます。 終わりに、今期限りで勇退されます議員の皆様方には、長い間大変お疲れさまでございました。お世話になり、ありがとうございました。これからもますますご健勝でご活躍されますことをご祈念申し上げます。また、4月の統一地方選挙を目指しておられる議員の皆様方には、健康にご留意をされ、おそろいで栄冠をかち取り、再びこの議場でご活躍されることを心よりご祈念を申し上げます。 市長さんを初め、理事者、職員の皆様方のご健勝でますますのご活躍と、松本市並びに松本市議会の限りないご発展を心からご祈念を申し上げまして、退職に当たってのお礼のごあいさつとさせていただきます。 長い間、本当にありがとうございました。お世話になりました。 ○議長(渡辺聰) ご苦労さまでした。 次に、赤羽上下水道局長。 ◎上下水道局長(赤羽厚志) 〔登壇〕 お許しをいただきましたので、退職に当たり、一言お礼のごあいさつをいたします。 私もこの3月末をもちまして、38年間お世話になりました松本市役所を定年退職させていただくことになりました。万感胸に迫る思いでございます。この間、土木の技術職といたしまして、それぞれの職場で形と思い出に残る仕事をさせていただきました。 思い起こしますと、入所した昭和44年は、前年に制定されました新都市計画法が施行された年で、松本市が線引き都市となり、これを契機に土地利用施策が大きく変動したことが記憶に残っております。以来、新市街地の開発、整備を含めた都市計画行政に10年、長野国体を迎えるに当たっての道路整備や、都市を構築していく上で最も重要とされる道路、河川、治水行政に16年、市民が生活していく上で欠くことのできない上下水道のライフラインの整備に8年の期間、それぞれ担当させていただきました。そして、集大成となった最後の3年間は、合併にかかわる要望、調整項目を初めとする市政の多くの課題に取り組ませていただきました。 今思い起こせば、事業が完成できたときの喜び、叱咤激励されたことなど、一つ一つの仕事が懐かしく思い出され、松本市の発展とともに歩んできたことを、恥ずかしながら自慢にも思っているところでございます。 非力な私が、松本市政の一助を担わせていただくことができたのも、議会の皆様方、理事者の皆様、また上司、同僚の皆さんに支えられてきた結果であり、心より御礼申しますとともに、業務の中でご協力、ご理解いただきました市民の皆様、関係団体のお力添えに感謝いたします。 幸せだった市役所生活があとわずかで終わろうとしておりますが、多くの方々にめぐり会えたかけがえのない財産をこれからの人生の糧として、一市民として微力ながら地域のために貢献し、市政にいささかたりとも協力して、充実した人生を送りたいと考えております。今後とも変わらぬご厚情のほど、お願い申し上げます。 さて、いよいよ5月からは市制施行100周年事業が始まります。次世代の松本市を担う子供たちにとっていつまでも心に残る記念事業となり、未来に向かって夢と希望を持ち続けることができるまちであってほしいと願ってやみません。 終わりに、今期限りでご勇退されます議員の皆様、長い間大変ご苦労さまでございました。また、4月の地方選挙を目指しておられる皆様方、おそろいで栄冠をかち取られまして、再びこの議場でご活躍されますことをご祈念申し上げます。 市長さんを初め理事者の皆さんにおかれましても、ご健勝でますますのご活躍と、そして松本市並びに松本市議会の限りなき発展を心から祈念申し上げまして、退職に当たってのお礼のごあいさつとさせていただきます。 大変ありがとうございました。 ○議長(渡辺聰) ご苦労さまでした。 次に、赤穂教育部長。 ◎教育部長(赤穂優) 〔登壇〕 発言のお許しをいただきましたので、退職に当たり、お礼のあいさつをさせていただきます。 私は、37年間松本市役所に奉職させていただき、この3月末をもちまして定年退職させていただくことになりました。 私が市役所に入所した昭和45年当時には、とても想像できなかったようなこの37年間の急激な社会の変化を、その時代を生きた当事者として目の当たりにしてまいりました。この変化の中で、私たちは物の豊かさや便利さなど、得たものも多かったと思いますが、同時に、失いつつあるものの多さもこのごろ特に感じておりまして、この大切なものを時間をかけてでも取り戻さなくてはいけないときが来ているのではないかと、痛感しているところでございます。 さて、今日まで、私は心に残る多くの仕事を担当させていただき、思い出は尽きないわけでありますが、本当に市民の公僕たり得たかと自問するとき、胸を張れる自信はございません。非力な私にとりまして本当に幸せだったのは、仕事の判断等に悩むようなとき、常に議長さん初め議員の皆様、市長さん初め理事者の皆様、そして同僚の皆様が温かい心でご指導、ご助言、それから励ましの言葉をくださったことでございます。今日を迎えられましたのも、ひとえに皆様のおかげでございまして、ただただ感謝の言葉あるのみでございます。 今はまだ退職後の人生の生き方をじっくり考えるまでには至っておりませんが、まずは心と体の健康を考えることと、少なくとも今より生きている時間をよくかみしめながら、そして今より少しだけ奔放に生きてみたいというようなことを漠然と考えているところでございます。 終わりに、ご勇退されます議員の皆様方には、これまでの多大なご貢献に敬意を表し、感謝を申し上げますとともに、4月の選挙を目指しておられる議員の皆様方には、おそろいで栄冠をかち取られますことを心より願っております。 議長さんを初め議員の皆様、そして市長さんを初め理事者の皆様に重ねて深く感謝を申し上げますとともに、ご健勝、ご多幸を祈念申し上げ、また市制100周年を機に、この大好きな松本市がさらに品格と活力をあわせ持つ都市として発展することを念願し、あわせて市議会の限りない発展を祈念申し上げまして、退職のあいさつとさせていただきます。 長い間、本当にありがとうございました。 ○議長(渡辺聰) ご苦労さまでした。 この際、市長から、あいさつしたい旨の申し出がありますので、これを許します。 菅谷市長。 ◎市長(菅谷昭) 〔登壇〕 発言の機会をいただきましたので、閉会に当たりまして一言ごあいさつを申し上げます。 去る2月26日に開会されました今期定例会も本日をもちまして閉会となるわけでございますが、議員の皆様におかれましては、16日間に及ぶ会期中、熱心にご審議を賜り、それぞれ原案どおりご決定をいただきまして、厚く御礼を申し上げます。 本会議等におきまして議員の皆様からいただきました市政各般にわたる貴重なご意見、ご提言につきましては、今後十分研究・検討をさせていただき、鋭意その実行・実現に努めるとともに、懸案となっております事項につきましても、全力を挙げて引き続き取り組んでまいる所存でございます。 さて、今議会の冒頭にも申し上げましたとおり、明年度は、私の市長1期目の総仕上げの年に当たりますことから、いま一度初心に立ち返り、残された1年の任期中、職員とともに3Kプランを初めとするさまざまな施策を積極的に推進し、引き続き公約の実現に向け誠心誠意務めてまいる覚悟でございます。 また、本年は市制施行100周年という節目の年に当たり、この1年間は数多くのイベントなどを通して、市民の皆様を初め、松本市を訪れる多くの皆様にご参加いただき、100年の歳月がつくり上げたありのままの松本を、次代を担う子供たちへ、そしてこれからの100年へと引き継いでまいりたいと考えておりますので、議会を初め市民の皆様から一層のご理解、ご協力を賜りますよう、重ねてお願い申し上げます。 さて、議員の皆様におかれましては、平成15年4月、また新松本市がスタートした平成17年4月に議員に当選されて以来、今日までの間、市勢発展のため、議員としての重責を果たしてこられました。特にこの間、松本市にとって最重要課題でありました市村合併を初めとし、合併後の新松本市の一体化の醸成など難問が山積しており、これらの諸課題への取り組みが少なからず前進できましたのは、ひとえに議員の皆様方のご協力のたまものと深く感謝申し上げます。 皆様方には、来る4月をもって任期が満了となるわけでございますが、今期をもって勇退される皆様には、長い間すぐれた識見と卓越した手腕により市民の皆様からの負託にこたえ、多大なご功績を上げてこられましたことに対し、改めて心から敬意を表する次第でございます。どうか今後とも健康には十分ご留意され、また今日まで長きにわたり培われた豊富なご経験を生かされ、市勢発展と地域振興のため今後もご活躍いただきますようお願い申し上げます。 また、多くの議員の皆様におかれましては、引き続き再選を目指され、4月の統一地方選挙に臨まれるわけでございますが、卓越した政治手腕とすぐれた見識に加え、豊富なご経験をお持ちの皆様でございますので、どうかおそろいで当選の栄誉をかち取り、市制施行100周年という記念すべき年に、再びこの議場でお会いできますことをご祈念申し上げます。 なお、先ほどは議会のご配慮をいただき、この3月をもって退任する市川収入役、また定年退職する部局長にあいさつの機会を与えていただき、まことにありがとうございました。 市川収入役におかれましては、2年半にわたり、随所に市民感覚を披瀝され、私の市政運営を支えていただきまして、ここに改めて心から感謝を申し上げたいと存じます。 また、退任のあいさつがございました高橋政策部長、山内農林部長、赤羽上下水道局長、赤穂教育部長を初めとし、この3月をもって多くの市職員が退職のときを迎えようとしておりますが、退職される皆様には今日までの間、それぞれの職務を全うされ、市民のための市政運営に全力で取り組んでこられましたことに対し、この場をおかりして深甚なる敬意を表するとともに、心から感謝を申し上げます。今後ともご家族の皆様とともに、健康には十分留意をいただき、松本市勢発展のためこれまで同様お力添えを賜りますようお願い申し上げまして、今期定例会の結びのごあいさつといたします。 大変長い間、ありがとうございました。 ○議長(渡辺聰) この際、私からも一言ごあいさつを申し上げます。 本日まで大変ご熱心に審査を賜り、議長の立場からも厚く御礼を申し上げます。 今期定例会は、私ども議員の任期最後の議会であります。議員各位には極めて感慨深いものがあったと拝察申し上げる次第でございます。 この4年間を振り返ってみますと、三位一体改革と平成の大合併により、地方がまさに分権への新たな時代へと踏み出した大きな変革期でありました。 本市におきましても、2つの大きな変化がありました。「市民との協働による市政運営」を前面に打ち出した菅谷市政のスタートと、近隣4村との合併による新松本市のスタートであります。 市長の新たな政治手法により、合併後の一体的な発展に向けた政策が着実に実現しつつあることは、まことに慶賀にたえないところであります。 本市議会にあっては、合併により5人の議員をお迎えをし、新たな視点を加える中で、重要課題に活発な論議をいただき、ともに市勢発展と市民福祉の向上に努めてまいりました。また、より開かれた議会、より時代に即した議会を目指し、議会運営の見直しを図ってまいったところであります。改めて議員各位を初め、理事者並びに関係の皆様に心から感謝を申し上げる次第でございます。 さて、私ごとでございますが、平成3年4月、皆様方からご推挙をいただきまして名誉ある松本市議会議員に初当選以来、変わらぬ温かいご支援のもと、4期16年にわたり、議会人として役割を果たしてまいりました。特に、平成17年5月からは議長の職につかせていただき、この間、北信越並びに長野県、両市議会議長会の会長を務めさせていただくなど、まことに身に余る光栄を賜りました。ご支援いただきました皆さんに深く感謝を申し上げる次第でございます。 なお、かねてより熟考いたしておりましたが、この際、後進に道をゆだねることが私のとるべき最善の姿ではないかと考えまして、本年4月にとり行われます松本市議会議員選挙には立候補しない決意をした次第でございます。長きにわたり、公私ともどもに格別なるご厚情とご支援を賜りましたことを心から御礼申し上げますとともに、任期の限り精いっぱい務めさせていただく覚悟でございます。その後は、一市民として松本市発展のために微力を尽くしてまいる所存でございますので、何とぞ変わらぬご厚情を賜りますようお願いを申し上げます。 市制施行100周年のオープニングも間近に迫り、菅谷市長1期目の総仕上げも着実に進んでおります。私ども議員の任期も余すところあとわずかであり、議員各位におかれましては、再び選挙戦に臨む方、あるいは大きな功績を残して後進に道を譲られる方、それぞれ進む道は異なりますが、いつまでもご健勝で、それぞれの立場から本市のさらなる飛躍のためにご尽力賜りますよう祈念するものであります。 ここで、退職される収入役、部長の皆さんのご尽力に感謝を申し上げますとともに、改めて市長初め理事者各位のご健勝と、市民と行政相携え市勢がますます発展しますよう祈念いたしまして、私からのごあいさつといたします。 ありがとうございました。 この際、お諮りをいたします。 本日は、私ども議員の任期中、最後の本会議でありますので、松本市並びに松本市議会の万歳を三唱したいと思いますが、いかがでしょうか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(渡辺聰) それでは、私に指名権をお与えいただきたいと思います。 永年勤続者で年長の議員である百瀬常雄議員に音頭をお願いをいたします。 百瀬常雄議員。 ◆40番(百瀬常雄) 〔登壇〕 ただいまは、この輝く松本市、松本市議会の発展を願う万歳の指名をいただきまして、心から感謝を申し上げております。 私ども議員任期最後の定例議会が、本日をもって終了するわけであります。今後も重ねて志を立て次期選挙に挑戦する皆さん方、どうか大健闘をされて、全員の皆さん方が再度当選されますことを心からご祈念を申し上げたいと思います。 また、議会活動、それぞれ歴史に刻み、後進に道を譲る皆さん、本当に長い間ご苦労さまでございました。 かく言う私も、今期限り、後進に道を譲る決断をいたしました。まさに市制100周年を迎えようとしている今日、この檀上に立って、10期40年の議員生活を顧みますると、さまざまな出来事が脳裏を駆けめぐってまいります。ここで私は数多く語ることはやめますけれども、何と言いましても、さらに松本市が今後発展していく。私も、時によれば、理事者と鋭い論戦を交え、時には手を携え、ともに汗を流しながらひたすら市民福祉向上を目指して、多くの同僚議員とともに一身を賭して務めてきたところでございます。 今後ひとつ、大変な時代、市民一人一人の福祉を目指して、ためになること、議会、理事者、ともに研さんを積みながら切磋琢磨することによって、合併成った松本市のこの輝きが一段と増しますことを心から期待を申し上げるわけでございます。 いよいよ議員選挙があるわけでありますが、皆さん方には健康に留意して、なお一層ご健闘いただくこと、そしてまた、この松本市がいよいよもって発展、ご繁栄されますことを心の底からご祈念を申し上げながら万歳の斉唱をいたしたいと思いますので、お願いを申し上げたいと思います。 それでは、ご起立をお願いいたします。     (全員起立) 松本市、松本市議会万歳、万歳、万歳。     (万歳三唱) どうもありがとうございました。     (拍手、全員着席) ○議長(渡辺聰) これをもって本日の会議を閉じ、2月定例会を閉会といたします。 ご苦労さまでございました。                              午後3時17分閉議                              午後3時17分閉会---------------------------------------地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。  平成19年3月13日                     松本市議会議長   渡辺 聰                     松本市議会副議長  平林軍次                     松本市議会議員   上條徳治                        同      牛山輝雄                        同      増田博志...